カウンセリングやセラピーの最終目的のひとつとして、
俯瞰する意識を育てるところにあると思っています。
起きてくる様々なことに自動的に反応して
心が乱され、感情的になることから、
一歩下がって、外側から眺める意識を持つこと。
考えにとらわれて、身動きができない状態から、
違う見方やとらえ方を見つけられる立ち位置。
とっさの反応で、巻き込まれたりしても、肚に意識を置き、
なるべく短く自分自身に戻る(=自分軸から物事を見て考え、行動する)
というのにも練習が必要です。
私のカウンセリング・セラピーでは、癒しながら気づきながら
そのプロセスを経て、俯瞰する意識を同時に育てるという目的があります。
生きていると、避けようのないこと、どうにもならないことなどが
自分の望む望まぬに関わらず、起きてきます。
起きてきたことを、起きてきたままに見つめることができたら
世界の中に自分が身を置きながら、
同時に、自分の中に世界がある、ということを
身を持って実感し、体験してゆくことでしょう。