カウンセリングの勉強を始めたのは今から9年前。
ひきこもりやニートの方対象の訪問相談と電話相談のカウンセラー養成講座だった。
心療内科のドクターを中心に、NLPや交流分析をベースに対人援助の勉強をした。
参加者は、カウンセラー志望の人と、心の病からの回復期の人とで構成されていた。
カウンセリングとは?に始まり、ラポールの取り方や
・エンカウンターによる自己理解と自己解放
・I’m ok You’re ok
・ジョハリの窓を使った自分の現在の状態の確認
・傾聴とアサーション
・エゴグラム
などといった、心理カウンセリングに於いての基礎部分である。
どちらかというとコミュニケーションスキルの方であろう。
なぜ、こんなことを書いたのかというと
岡部明美さんに師事してからは、癒しの分野であるセラピー(心理療法)の方に
向かっていったんだなぁと思ったからだ。
もちろん、LPL養成講座では、コミュニケーションスキルも網羅している。
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4月から日本メンター協会のオフィシャルパートナーとして
企業の研修講師を務めさせていただいているが
そこで必要になるのは、人間関係の再構築のための
コミュニケーションスキルの知識である。
職場の人間関係をよくして働きやすくすることが
生産性を上げるためにも大切であるということだ。
どんな研修を創っていくか、ミーティングを重ねているが
そこで出てきたのが上記の心理カウンセリングのジャンル。
実際使ってはいるものの、どこかで聞いたことのある専門用語だなぁというくらい
忘れていた事柄が多かった。
確認を含めて、9年前の資料を取り出し読み直している。
NLPの教科書として使っていたのが
『NLPのすすめ』~優れた生き方へ道を開く新し心理学~
ジョセフ・オコナー/ジョン・セイモア著 橋本敦生訳 (株)チーム医療出版
今読み直しても奥深く、難しいが実践で活用できることが
簡潔に書いてある。
個人セッションで潜在意識に埋もれた痛みを癒して解放し、
実社会である職場や家庭で、人間関係を円滑にするための
コミュニケーションスキルを学ぶために、研修や講座を利用することの
両方が必要だと感じている。
一朝一夕にはいかない。
けれど、【生きることは可能性である】
という考えが私の中に生まれてきたので
両輪で進めていきたい。