心のワークをしていると、最後に行きつくのが親子関係。
親から得られなかったこと
ちょっとしたことがきっかけで起きた誤解
思い込み、信じ込み
愛されなかった・・・
小さな子どもの自分は、泣き叫んでいる。
あるいは、子どもらしからぬ表情で佇んでいる。
けれど、理解や気づきが進むにつれて
親も親なりに一生懸命だったし、未熟だったのだと知る。
そして、子どもゆえの、そこだけにフォーカスしていた幼い意識を知る。
それ以外にも楽しい思い出もあった、ということを思い出す。
それだけではなく、幸せの瞬間があったこと自体、忘れていたことを思い出す。
小さいゆえに選択の余地なく、受け入れることしかできなかったということ。
自分を無力だと思い込んだり、
無価値だと信じ込んだり・・・
子どものころの思い込みや信じ込みを、今に引きずっていることすら気付かない。
大切なのは今。
今ここに生きているという事実。
今の自分はもう大人であり、選べるんだということを知る。
過去を未熟さゆえに起きたことだと許していく。
そのプロセスにかかわるのがセラピストの仕事である。
人の、無限の可能性を信じているから。
人は気づきによって変わる。
年齢は関係ない。