アートセラピー(絵画療法)の可能性

アイキャッチ画像はアートセラピスト養成スクールで作成した、5人5色で描いたお題は「天国」の絵です。
最初に5色選び、1人が絵の核となるようなモチーフを描き、そこから皆が描きたしていきます。

皆と意識を合わせながら、バランスを考えながら、それぞれの天国をイメージしながら、描いていきます。
出来上がるまではどんな絵になるかわかりませんが、実際出来上がってみると、
とても調和のとれた絵に仕上がりました。

こんなふうに絵を通じて、人と調子を合わせること、協力することなどを、体験的に学ぶという経験は大人になるとほとんどないでしょう。

絵を描いている最中に自分の中で湧き上がってくる思いや考えにも意識を向けます。
無理に合わせようとしていないか、遠慮していないか、自分の描く絵なんてと思っていないか、
などを観察します。

このことによって、自分の中のまだ未完了の部分を観てゆくのです。
絵は口ほどにものをいう・・・と、私はアートセラピーの学びを通じて感じました。

大人になると、悲しいかな、知らないうちに作り上げた自分像を生きています。
本当の自分との不一致を感じないように、気づかないように、ごまかして、うそついて生きています。

いよいよ人間関係が行き詰ったとき、体調が悪くなったとき、うつ病などの心の病になってから、
ようやく自分に立ち返る旅が始まることもあります。

アートセラピーは、旅の始まりにどこから観て行ったらよいのか、方向性を示してくれます。
自分の心の地図を客観的に観ることで、恐れからくる抵抗にも気づきやすくなります。

そういう意味では、心の中を観るのに安全で取り掛かりやすい療法であると感じます。
描くという作業自体も、心が落ち着き癒されます。

大人になったからこそ、アートセラピーで遊び心をくすぐる機会を自分に与えてみるというのも、
よいのではないでしょうか。

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