ホメオパシーに傾倒することはなかった・・・これは、後の話。
実は一時期、なんでもホメオパシーでなければならない、とホメオパシー一辺倒になった時期がある。
それはそれは、はまり込んだ。
今だから笑って話せるが、その経験を経てホメオパシーだけに頼らない、
依存しないということを学んだのだ。
何があったのかというと・・・
上の子がとびひに罹ったとき、レメディーだけで治そうとして大変な思いをしたのだ。
結局かなり長く学校を休ませることになり、学校への対応、子どもの心配などで
私自身の心も体も疲れ果てた。
当事者である子どもは、レメディーだけで治してみたいという。
幸い、皮膚症状以外は熱もなく呼吸も落ち着いていて、
顔色もよく、食欲もあり元気だったのでやってみることにした。
ホメオパスにかかりながら、いろんなレメディーをとった。
とびひはみるみる広がっていった。
途中、本当にレメディーだけで大丈夫なのか?
大変なことになりはしないか?
あまりの不安に何度か皮膚科で診察を受けながらだった。
心配で食事もとれないほどだった。
そこまでしてこだわる気持ちの裏には、子どもに対する罪悪感があったのだ。
今思えば、私自身の心の問題である、子どもに対する罪悪感から来ていたのだとわかる。
しばらくしてぴったり合うレメディーをとったとたん、
目の前でどんどん皮膚が再生し新しい皮を作り、変化していった。
あんなにグジュグジュしていた皮膚が、わずか数日できれいになっていった。
これでやっと普通の生活に戻れると、ホッと胸をなでおろした。
こどもにとっても大きな体験だったようで、
とびひを自分の力で治したということが子どもの自信につながっていった。
ずいぶんと精神的に成長したのを感じた。
だがもう、こんな大変な思いはごめんだと思った。
けれど懲りない私は、この「とびひ事件」ともう一つあるのでした。
その続きはまた次回に。