2つめの事件は、下の子のぜんそくのこと。
下の子が最初にレメディーをとったのは、4さいのとき。
小児科でぜんそくの治療をしていました。
風邪をひくとぜんそくの症状になって呼吸が苦しくなる。
さすがに、レメディーだけでぜんそくをなんとかするのは無謀だと思ったので、
西洋薬と併用。
自分のことではないのでなおのことでした。
わりと落ち着いた状態でいたのですが、小学校2年と4年のときの秋の運動会は、
ぜんそくが出てしまい、見学となったこともある。
事件というのは、4年生の時のこと。
発作が出たので病院に連れて行ったら、ステロイドの点滴が必要との診断。
それまではいつも吸入で落ち着いていたので、ステロイドの点滴と聞いて、
私はパニックになってしまったのでした。
上の子のアトピーと小児ストロフルスのステロイド軟こうのことで、
どんどん強い薬になって、使うものがなくなるという恐怖がよみがえったのです。
また同じことになってしまうのではないかと、思ってしまったのでした。
子どもが点滴を受けている待ち時間に病院の外へ出て、
泣きながらホメオパスに電話して、状況を伝えました。
「まず、お母さんが落ち着いてください。大丈夫ですよ。
1度や2度、ステロイドの点滴を受けたからと言って、どうにかなるわけではありませんから。
まずは、今の症状が落ち着いてから、また考えましょう」
と言われ、我に返ったのでした。
まさに、恐れに支配された状況・・・トホホ
この時はステロイドの点滴のおかげで発作もおさまり事なきを得た。
小児ぜんそくは思春期前後に治るか治らないか、が大事なポイントだと医師に言われた。
現在は大学生。高校に入ってからはぜんそくの発作が出なくなり、
風邪をひいても、ぜんそくを起こすことはなくなった。
「とびひ事件」も「ぜんそく事件」も、どちらも私の恐怖心が揺さぶられる出来事でした。