2度の偶然が重なりホメオパシーに出合ってから15年。
2人の子どものアトピー、小児ストロフルス、とびひ、ぜんそくを経て、
1番助けられたのは、私自身だった。
私自身の心の問題と子どもに対する罪悪感が子どもを通じて現れていたのだ。
心の問題・・・不安定さや怖れの原因は、夫との関係だった。
夫との関係で悩み苦しみ、心の学びを始めたといってもいい。
子どもへの罪悪感・・・出産時のトラブルにより、子ども2人ともNICUに入院したこと。
元気な状態で産んであげられなかった自分を責めて、子どもに申し訳なく思っていた。
どちらも心の学びをする中で、心理セラピーを受けて私自身が気づき、乗り越えてきたことである。
現在、どんなふうにホメオパシーと付き合っているかというと・・・
大人になった2人の子どもは、私がいるときに何か症状を訴えたら
それに見合うレメディーをポンと口に入れている。
子ども達は、とくにホメオパシーを信頼しているわけでも、嫌がっているわけでもないが、
口を開けてくれるので、あげるだけ。
いつも私がそばにいるわけではないので、臨機応変に市販の薬も飲むし、
病院で処方された薬もとる。
大切なのは、子どもの命の力を信頼すること。
治す力があること、育つ力を信頼することだと、これまでの苦い経験から学んだ。
母親自身が罪悪感から、子どもの健康に恐怖心を抱きながら、
自然療法に頼りたい、というのが一番ややこしいとホメオパスに言われたことがある。
あまり偏りすぎず、深刻にならず、少し距離を置いてゆったりと構えて対処する
ということができるようになってきた。