先日、久しぶりに会った友人に、開口一番「だんなさんとはどう?ラブラブ?」って聞かれた。
ラブラブってねぇ~~~笑
仲良くしている?うまくいっている?って言う意味でとらえた。
友人は、昔のうちの夫婦の、今にも離婚しそうな深刻な状態を知っている。
昔のようにケンカしたり、言い合いになったり、言い合いにもならず私が黙り込んで
それ以上傷つかないように、防御することはかなり減ってきた。
10段階でいえば、8.5くらいかな。
私にとってラブラブな状態とは、相手を思いやれるゆとりのある状態のことを意味する。
一緒に生活していれば、些細なことで価値観の違いから意見がぶつかることもしばしばある。
ラブラブな状態というのは、そのようなぶつかり合いがまったくなくなることを言うのではないと思う。
時に、昔のCMであったような、チャーミーグリーンのように仲睦まじく過ごす時もあれば、
口も利かないような日もある中で、それでも相手の存在を尊重し続けられる状態のことを言うのではないだろうか。
惰性でもなく、同情でもなく、どちらか一方が我慢するでも、犠牲になるでもなく、
相手を、パートナーを、一人の人間としてどこまで思いやれるか。
どんなに仕事で成功しても、家に帰ると気が重くなるような夫婦関係で、幸せかどうか?
強がりや、プライド、見栄や、世間体を軸に、物事や人を判断する基準を持っていたなら、
やがて病気や事故などによって、強制的に人生の方向転換が起こるかもしれない。
甘えや依存の状態では、夫婦関係は長くは続かず、やがて離婚に至る可能性が強いように思う。
なぜなら、何のために私たちがこの世に生まれてきたか、というところに行きつくが
私たちは、他者との関係を通じて愛を学ぶために、生まれてきたからだと私は思う。
夫婦の在り方は、様々な形がある。ひとえにこれがいいというモデルはないと言ってもいいだろう。
それは、それぞれの幼少期の親との関係性も影響していて、理想の夫婦像みたいなものを
意識、無意識問わず持ち続けているから。
共通して言えるすてきな夫婦の在り方があるとしたら、
それぞれが自立し、一人でも立って生きていける状態を知りながらも、
互いを尊重し合い、助け合い、認め合い、赦し合い、愛し合いながら、
人生を共に歩いてゆくという決意のようなものを持つことだろうか。
ラブラブな状態も、まずは自分を幸せにすることから始まる。
誰かが、相手が幸せにしてくれるのではない。