あの経験があったから、今の私がある。
そう言い切れる自分になるまで、何年、いや何十年かかっただろう?
人と比較して歩みが遅いと、自分を責めた日。
どうせ私には無理って、あきらめた日。
やっぱり向いていないと、背中を向けた日。
私は何度か人生のドタキャンをしてきた。
一体いつになれば・・・
何が悪くて・・・
いったいどうすれば・・・
ぐるぐると思考だけがめぐり、時間だけが経ち、
本当の私自身は置き去りにされ、自分で作ったストーリーをずっと歩いてきた。
決意、決断、意志、意図・・・
何度もトライしてきたけれど、とん挫することが続いた。
では、転機のきっかけは?と聞かれたら、おそれくタイミングと答えるだろう。
人生には流れがあり、プロセスがある。
宇宙の意志や星の動き、魂が決めてきたプロセスがある。
天命、使命を見つけて、世のため人のために役立てるには、
小さな自我が右往左往しても、どうにもならないことばかり。
生きる喜びを感じながら、魂の望みと一致している状態になるまでには、
訪れる難問、奇問をクリアしてゆくようなもの。
決してゲーム感覚では乗り越えられないくらい、
つらく苦しい経験さえも、やがて糧になる日まで、
思い切って大きな意志に身を任せて、流れのままに、
流されることなく、自分とプロセスを信じて
一歩一歩、歩むのだろう。
ほら、周りを見渡せば、一人じゃないことに気づく。