親にしてほしかったこと
ほんとは聞いてほしかったこと
言いたかったこと
どんなことが思い浮かびますか?
母親に、父親に・・・
私は母との親密感が持てずに悩んでいました。
親密感とは、私にとっては近しく感じる距離感であり
わかってもらえている感じや
受け入れてもらえている感じや
娘として認めてもらえている感じなどです。
どんなことも相談できる存在であったら
いいなぁって思うのですが
そこができていませんでした。
相談する習慣がなかったともいえるけれど
相談しようにも、何か言ったら怒られることが多かったので
気づけば大人になった今でも
肝心なことは何も言えない
相談できない
私と母の関係になっていました。
感情と事柄がごちゃごちゃになってしまい
伝えたいことが伝えられなかったともいえます。
そのことに気づいたときは
しばし呆然としたものです。
私の中のどことなく空虚な感じ
埋められないような距離感
一緒にいても近しい感じがしないのは
子ども時代の母と子の習慣であった
怒る母、怒られる私、という関係性が
そのまま持ちこされていたからでした。
そんな母親は私にとって、いないも同然の人だったのです。
だから私は、人に相談する習慣がなく
一人で抱えて、すったもんだして
困ったり、失敗したりを繰り返していたのです。
女性としての体のことや
子どもの授乳や予防接種のことなども聞きたかった。
相談するという発想自体が私の中になかったことがショックでした。
きっと私の母も、親に相談する習慣はなかったのだと思います。
ようやくここに気づけたので
ここから、私と母の関係性の再構築が始まります。
簡単に言えば、言いたいことを何でも言ってみる。
聞きたいことは遠慮なく聞く。
お互い、年齢を重ねた間柄なので
他人には相談しにくい体のことを聞いてみたい。
もう、子どものころのように
何か言ったら怒られる、というようなことは
まったくないのですからね。