「これ、好き」っていう気持ち
「この人ステキだな」っていうトキメキ
感動して内側からグーッと込み上げてくる感じ
美しいものを見てテンションあがる感じ・・・
できることならずっと、喜び、楽しみ、わくわく、トキメキのみを感じていたい。
明るい方を見て、元気な自分でいられたら・・・
けれど明るい方だけを見ていられない。
心は揺れ動く。
心は感情の住むところだから。
日々、いろんなことがあります。
ちょっとしたことがきっかけで、ガーンって落ち込んだり
誰かの一言に傷ついて、動けなくなったり
もう無理~って、いつものパターンに戻りそうになったり・・・
昔の私は”不屈の精神と強靭な肉体”に憧れたりしたものです。
感情のジェットコースターを日々生きていましたから。
しなやかな心って、どんなイメージでしょうか?
私のイメージするしなやかな心は
感情を豊かに感じられる心
ゆれても、ゆれてるね~って、ただ感じられる心
そんなときもあるよね~って、ゆったり構えられる心
ポジティブもネガティブもどっちもOKだよ、っていう心
などです。
これでないとダメ
そんなこと感じたらダメ
そういうこと思うものじゃない
たくさんの禁止令が自分の中にあると
心は固くなります。
固い心は、自分も他人も苦しめます。
自分も他人もジャッジしてしまうから。
そもそも、本来の自分ではないから。
それ、違っているよっていう本来の自分からの訴えだから。
本来、私たちはしなやかな心を持って生まれてきている。
けれど成長過程で様々な社会的制約や、価値判断、固定観念を植え付けられて
本来の自分とかけ離れて行ってしまう。
”感じる”ということから遠ざけられて
気がつけば何が好きで
何に興味があって
どんなことをしたいのか
自分のことなのに
自分の気持ちが分からなくなっている。
人と付き合うのが苦手なのは
固い心があるから・・・
自分の中に、こうでなければならない
こうするべきだ、という声が多ければ多いほど
心は固くなる。
しなやかな心でいられたら、生きやすくなる。
どっちでもいいんだなって思えたら
かなり、しなやかな心に育っている証拠。
しなやかな心は、囚われのない心。
本来、持って生まれた心。
では、どうやったら、しなやかな心をはぐくむことができるのでしょうか?
それには、まず自分の心の声を聴くことです。
今わたし、何を感じているだろう?
私、本当はどうしたいのだろう?
って、自分の心に聴く習慣を作ってみる。
最初は、何も浮かんでこないかもしれない。
けれど、続けるうちに
かすかな違和感を感じているとか
これほんとは、嫌なんだとか
どんどん心の声が聞こえるようになってきます。
自分に聴く
自分に問いを立てる
そして、内側から答えが出てくるのを信じて待つ。
そんなこともできるようになっていきます。
同時に、固くなった心の原因である
思い込み、信じ込み、価値観、観念を
ひとつひとつ、ひも解いてゆくという作業も大切です。
これは作業になります。
バイロンケイティ・ワークは効果的。
幼いころの親や先生との関係の中で、できてしまった
思い込みや信じ込みを
検証して解放するという作業。
一足飛びにはいかない作業ですが
一つ、とっかかりを見つけられたら
変化は、生きやすさとなって
目の前に展開してゆくでしょう。
しなやかな心をはぐくむのは、自分にしかできないことです。
自分が自分の一番の応援団として
見守り、はぐくんでいきたいものです。