3年ほど前、大切なママ友が病気で亡くなった。
同じような家族構成で、息子のスポーツを通じて知り合った人だった。
どちらかというと、ママ友の輪に入るのが苦手な私に
積極的に話しかけてきてくれ、私は彼女のおかげで
ママ友たちの輪も居心地がよくなっていった。
脳の病気を患い、手術をして一時は回復しているように見えた。
入院している病院の前を、私は自転車で通勤で通っていた。
ある日、ふと 最近どうかな?と病院の前を通りかかったときに
彼女の顔が思い浮かんだ。
その翌日、訃報が届いた。
私と同年齢。
彼女のことを思い出すのは、家事をしている時が多い。
そうじ、洗たくなどをしている時
スーパーで買い物をしている時
日常生活のはざまに、たびたび登場する。
もう 彼女は 家事に追われたり
夕飯の献立に 頭を悩ませたりする世界から
違う世界へと いってしまったのだと
思い知らされる瞬間。
子育てに一生懸命なお母さん。
息子の社会人になる姿を見届けたかったことだろう。
今を生きるものとして、肩の力を抜いて
背負うことなどないことを知り
担うものなど何もないことに気づきながら
自分にたくさん許可を出して
私の人生をいきたい。
いつ、旅立ってもいいように覚悟しながら
今を大切に生きたい。