突然、思いもよらぬ出来事に遭遇したり
病気になったり
事故にあったり
人間関係が崩れた時
どんなふうに過ごしていますか?
何もできない
なすすべもない
流されるしかない・・・
そういうときもあるでしょう。
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では、出来事のとらえ方はどうでしょうか?
何でこんなことになったんだ
自分のどこが悪かったんだ
あいつのせいだ
あの人さえいなければ・・・
誰が責任を負うべきか
誰が責めを負うべきか
原因を求めて、頭は考え続けます。
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そこに果たして答えはあるのでしょうか?
そして、仮に自分のせいだと自分を責めたり
あの人が悪いと、誰かのせいにして
原因を突き詰めたところで
得られることはなんでしょう?
幸せになれるでしょうか?
前進するための
平和的な解決とは何なのでしょうか?
人生に起きた出来事が糧になるためには
どのようにとらえたらいいのでしょう?
どんなふうに受け取って、どう考えたらいいでしょうか?
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それは
大きな視点を持つことであり
少し離れたところから
ふかんする意識を持つことだと思います。
自分の人生において
この出来事は
何を意味するのか
何に気づくために
何を学ぶために
起きたことなのか?
という大きな視点をもって
出来事を眺める
ふかんする
そうすることで見えてくることがある
気づくことがあるということです。
なぜなら、私たちは出来事から学び、経験し、成長するために
生まれてきたから。
出来事をどう受け止め、扱うかで
人生は豊かになりもすれば
意味のないものにもなりうる。
そこまで選択できるよう
私たちには自由意志という権限が
与えられているということでもあります。
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ではどうしたら、大きな視点を育てることができるのでしょうか?
それはいたってシンプル。
自分の状態に気づくこと
気づく視点を持つことが大切になります。
出来事に飲み込まれても、飲み込まれていると気づいて
自分に戻る訓練をする。
感情的にかき乱されても
今、感情的に巻き込まれていると気づいて
自分に戻る。
ぐるぐる思考がやまない時に
深呼吸して肚に意識を落とす。
自分の中心に戻る練習を何度も何度もする
気づいてはもどる
気づいてはもどる
その繰り返しだと思います。
そうしていくうちに、どんどん気づきのスピードが速くなる
自分に戻るのが早くなる
やがて
意識が広がってゆくのを感じ
大きな視点が自分の中に育っていることに気づくでしょう。
その自分は、少々のことには動じない自分になっている。
動じても大丈夫だという自分になっている。
自信と信頼が育っているのです。
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自分に戻るとは、自分の中心とは何なのでしょうか?
あなたはそう聞かれたら、体のどこに手を当てたくなりますか?
胸でしょうか?
おなかのあたりでしょうか?
気になったところにしばらく手を当てて感じてみましょう。
3回深呼吸を繰り返して、どんな感じがするか味わってみましょう。
自分に戻るところは、あなた自身が知っているのです。
頭で考えてわかるのではなく、体が知っています。
そこが、あなたの中心。
あなたの戻るところ。
たましいの座する場所でもあります。
わかりにくいと感じたら、何度か試してみましょう。
イメージの力を使ってみましょう。
だんだんと感覚的にわかってくるでしょう。
ここだと感じる、自分の感覚を信じる。
それでいいのです。
そこに、正解も不正解もありません。